2013年6月23日日曜日

エアー吸いによる転覆病を改善

室内水槽の桜錦がこの春先ごろから、水面に口を出して、エアーを吸ってまた潜るという癖がでてきました。
これは以前に飼っていた中国産江戸錦につられて癖がついてしまったようです。

江戸錦も最初はエアーを吸って、空気を吐き出すと普通に潜れていましたが、段々と潜れなくなり、逆立ち状態になって、症状が固定してしまいました。
巷で言われている、塩水浴や、水温調節、餌調整等、いろいろな対処法を試しましたが、結局治りませんでした。

桜錦も段々と症状が固定され始め、自力では沈めなくなったり、たまに水面に浮かんだまま背焼け起こすようになりました。

そこで、餌をペレットから冷凍赤虫に変えて見ました。
特にエア吸いの癖は治らず、相変わらずの症状でした。

そこで、赤虫用のフィーダーを購入して見ました。
赤虫を投入すると物凄い勢いでフィーダーに突撃してきます。
2-3日たつとエアー吸いの癖が収まりはしませんが、どういうわけか浮力調節がうまく行くようになったようで、今では自由に泳ぎ回っています。
もちろんここ最近の水温上昇の影響もあるかもしれませんが、しばらくこれで様子をみてみようとおもいます。

2013年6月19日水曜日

孵化6日目の稚魚の様子

この時に生まれた稚魚は、まだまだ小さく、これからどんどん食わせこもうと思います。

ブラインシュリンプは3日目になります。
2リットルの水で4g程度を沸かし、3/4は会長分配の稚魚に、1/4を自家産の毛仔に与えています。

分配魚にはお昼に冷凍ミジンコを与えているのですが、一パック400円くらいで非常に高いため、早朝に起きて、ミジンコ探しウォーキングを始めました。

日の出前が取りやすいということで、4時に起きて3kmを30分で歩いてこの沼にきました。
住宅街でも意外と自然を保護した場所が残っているのですね。
この沼地は自然の再現のために保護されているビオトープらしいので、農薬の類の心配がなさそうです。

蚊に刺されながら、LEDライトで水面にミジンコを集めて30分くらい掬ってみると、これくらい集まりました。
もっと一網打尽で集めないと、黒仔には足りませんね。
取り敢えず、水の浄化を期待して毛仔舟に入れておきました。
水田の方が取れそうですが、薬が心配です。
とりあえず明日行ってみようと思います。

2013年6月17日月曜日

青仔分配会

日曜日に、私が所属する「東京らんちゅう倶楽部」の勉強会&青仔分配会が、会長宅にて行われました。

無料で、全くの無選別でいただいて自分で選りっ仔して覚えてね、という趣旨があるそうです。
思った以上にいっぱいの稚魚をいただき、先日生まれた毛仔と一緒に、愉しい育成がスタートです。
今朝も早速、運動を兼ねて3km先の水田まで、ミジンコ取りに歩きました。
以外と見つからないもので、明日はGoogle Mapを見ながら別の溜池を捜索してみようと思います。

2013年6月16日日曜日

ブラインシュリンプ沸かし器 2号

工作ばかりアップしてる感じですが、今日はニューブラインシュリンプ沸かし器を作りました。

前回購入した専用ハッチャーは、沸かすという目的では効率がいいのですが、水量が1リットルしかないことと、底面が安定しない割に、設置場所が非常に限定されることから、うちの環境では使いにくく、廃棄してしまいました。

新たに900円で2リットルの水冷筒を購入しました。
下段に5mmのドリルで穴を開けます。
開けた穴のバリを綺麗にとっては、ボンドで継手を固定して、継手に一方コックとチューブを付けます。
上からエアストーンを投げ込みます。
これだけで完成です。
広口なので中を洗いやすく、塩やブラインを投入しやすいです。
また、取手フックを掛けることで、容器が斜めになり、エアレーションが効率良く回りますし、ブラインシュリンプを落とす時も効率よく集めて落とせます。

2013年6月15日土曜日

半永久駆動ファンで夏を冷やす

最近グッと暑くなってきました。
ベランダで飼育しているメダカ鉢の水温はすでに最高29度にもなっています。
去年の八月ごろには、36-37度まで上がってしまい、酸欠で全滅させてしまいました。
設置場所がベランダの角ということもあり、風通しが悪いため、水分が蒸発しにくく、気化熱で水温を落とすサイクルができていないようです。

風通しが悪いと、水面近くに湿度の高い空気が溜まり、更なる蒸発を抑えてしまうため、水温がどんどん上昇してしまいます。
これを防ぐには、単純に湿度の高い空気を風などで飛ばしてしまえば良いのです。
ただ、メダカ鉢を置いている近くにはコンセントがなく、電動ファンが設置できません。

そこで太陽光を利用した半永久ファンを作成しました。
このファンの特徴は、
・コンセント、乾電池が要らない
・夜になれば自動でOFF
・太陽が出てくると自動でON
・動作音は殆ど無し
というなかなか理想的なものです。

このファンを作る前、どうしたものかとしばらく考えていたのですが、ふと目にしたのが、以前、誰かにもらった災害対策用のバッテリーに付属していた太陽光発電パネルです。
直流で電気を発生しますから、モーターを回すこともできるはずです。
消費電力の低そうなPC用のファンを、600円位で買ってきました。
スペックをみると、
太陽光発電パネル=出力1.3W
PC用ファン=入力12V、0.09A
となっています。
子供の時に理科で習った、W=VAの公式を当てはめると、
PCファンを駆動するには12V × 0.09A = 1.08Wあれば良いと言うことになり、光が十分に当たれば駆動力としては足りそうです。

配線をカット
思い切ってカットして、被覆を剥きます。

配線をつなぐ
+とーを確認して配線を結びます。

絶縁被覆
電線を結んだら適当にビニールテープを巻き付けます。
このとき、結線の位置をずらしておくと、ショートしにくくなります。

動作確認
ベランダの光の当たるところにパネルを設置してみました。

動作としては大成功です。
十分な風量が出ていますが、PC用の超静音ファンなので回転音は殆どしません。
空が曇ると止まってしまいましたが、太陽が出ているときに気温が上昇しやすいので、これで十分だと思います。
むしろスイッチのオンオフを気にしなくても良いのはメリットだと思います。
見た目は余り良いとは言えませんが、逆サーモなども必要無いので、すっきりと配線できます。

メダカ鉢への取り付け
エーハイムの自動給餌機についていた、固定機を利用して、縁に噛みつかせました。

これで何とかこの夏を持ちこたえて欲しいものです。

2013年6月14日金曜日

産卵ログ5日目 孵化まつり

5日目 水温20度7:00

らんちゅうの卵にとって適切と言われている、5日目で一斉に孵化しました。
この五日間、水温はほぼ20度で推移していたので特別なことは何もせずにうまくいきました。
今は産卵床にしがみ付いているのでよく見えませんが、明日あたりから激しく泳ぎ出すと思います。

これからブラインシュリンプの準備を始めます。

2013年6月12日水曜日

産卵ログ3日目

3日目 水温19度6:30

昨日とあまり状態は変わっていません。
台風で気圧が乱れてきたのか少し肌寒いです。
ベランダなので雨の心配はほとんどありません。
また、水温の変化が激しいプラ舟も、この時に工作したおかげか水温の変化が少なく、一日2-3度の範囲内で収まっています。


今後のために系統図を残しておこうと思います。
名付けは面倒なので、種親となった時に、オスはM、メスはFから始めて、通し番号かなにかをつけようと思います。
子供の間はその呼称だけで系統がわかります。
系統図を何で作るかは思案中です。

2013年6月11日火曜日

産卵ログ2日目

2日目 水温22度6:00
受精していない卵が白くなりました。
おおよそ70%は受精したようです。
ブラインの準備を始めないといけないですね。


欲張って、 もう一腹採ってやろうと考えてます。
本命オスを発情させるために、餌やりの時はプラケースにいれて餌が回らないようにしています。
まあ、見た目かわいそうですね、、、

2013年6月10日月曜日

急転直下

先日アップしたとおり、もう産卵は諦めて、朝6時に産卵床を片付けようとしたところ、予備のオスがメインのメスを激しく追っていました。

産卵床をよくみると卵が少しこぼれていたので、急いで産卵槽に移動しました。
人工授精はいろいろな動画で見ていたこともあり、迷わずに絞りました。
1000個くらいは生まれたでしょうか。
5分ほど待ってイソジンを投入、さらに三分後、水を変えました。

エアーを少し入れて蓋をして孵化を待ちます。
水温は18度を下回らないのでヒーターはいれません。
初の採卵、初の人工授精で受精していないかもしれませんが、とても楽しみです。
一応ブラインを準備は進めます。

始めて知ったのですが、金魚の卵はメダカと違って非常に柔らかく、産卵床で受け止められなかった卵は剥がれずに潰れてしまうのですね。
注意が必要そうです。

【産卵ログ】
6月10日 6:00水温21度

オス親
年齢:4歳
柄:胴白
胴:丸手
頭:獅子頭崩れ

メス親
年齢:3歳
柄:更紗、腰白、鰭赤
胴:長手
頭:兜巾有り

2013年6月9日日曜日

のんびりまた来年。

最後のチャンスとかけていた大潮でも、オスがやる気にならず、失敗に終わりました。

取り敢えず飼育槽に移して、マツモをいれて、追尾が出たら産卵槽に移動する手順で進めようと思っています。
いずれにしてもこの時期では遅いので、来年のつもりでのんびりいきます。
また、来週は会で無料の青仔分譲がありますので、いっぱいもらって帰るつもりです。


蘭鋳花傳(らんちゅうかでん)を購入しました。
宇野仁松や、寺崎氏の言葉、らんちゅう協会のなりたちなどに触れられる貴重な資料だということは分かっていましたので、ずっと欲しいと思っていましたがあまりに高額で悩んでいました。
とうとう購入してしまいました。
内容についてはまた改めて記述しようと思います。

2013年6月8日土曜日

室内水槽の水換え。

週に一度、プロホースで砂利をザクザクこし取って、マーフィード浄水器の水をチューブで落とし込んでいます。

こちらは外部濾過をまわしているので、いくら餌をあげても水が透き通っています。

2013年6月6日木曜日

産卵のラストチャンス

ベランダ産卵へ、リベンジ計画中です。

時期的にも梅雨に入り、稚魚の生育を考えると、そろそろタイムアップが近いと思われます。
天の恵みか、今週末は金曜から雨の予報で、さらに大潮となります。

ラストチャンスのつもりで木曜日の夜からセットしてみます。

2013年6月3日月曜日

産卵巣の失敗、再チャレンジ。

平形ビニールテープを使って、人工産卵巣を作ってみました。

折り畳んで

縛り付けて

カットして

裂く

、、、とまあ、ここまでやったのですが、ペアのセットのタイミングも悪く、
あまりにも産卵しないので、怒りのあまり、マツモを買ってきました。
作った産卵巣は捨ててやりました

さすがに見た目はいいですね。

今朝は急に冷え込んでいるので、また仕切り直そうと思います。
今週末からの大潮にかけたいと思います。

2013年6月2日日曜日

北川辺金魚園に訪問。

今日は埼玉県加須市にある北川辺金魚園に行ってきました。

今日は我が家の室内水槽に余裕ができたので、追加の金魚を購入しに訪問しました。
悩んだ挙句、京錦と、褪色前の弘錦にしました。
弘錦は、津軽錦とらんちゅうを弘前のブリーダーがミックスしたことからできた魚種とのこと。

早速水あわせしてドボンします。

先日、少しだけ書きましたががここは本当にこだわりの金魚園で、
ストイックなまでに金魚作りをしている園主さんとご家族が運営されています。
そのストイックさを箇条書きにしてみます。

・店内装飾にこだわらない
見た目は完全に一軒家で、初見さんは相当な金魚マニアでないと、入りにくいかもしれません。
しかも写真のようにシャッターが閉まっているのでお休みなのかと勘違いしてしまうくらい、金魚屋の外観をしていません。
屋上のハウスと家の裏のみで養殖をされているそうです。
一度中にはいると、普通のお店では全く見られないレベルの元気な金魚が水槽を泳いでいます。

・店頭以外では購入不可
自家での販売と、年2回開催の埼玉養殖魚祭、観賞魚フェア以外、どこにも販売していない、卸もやっていません。

・営業日が不定期
とにかく金魚第一の為、成育の状態に合わせてお店を開けているようです。当然、仕入れなどもやっていない為、開園日はHPで確認をした方がいいみたいです。

・18時で閉園
金魚も眠る時間です。

器具などは一切販売していない
利益率が高いはずの器具、エサ類は一切おいていません。あるのは金魚と、養殖魚祭りや観賞魚フェアでとったトロフィーだけです。

・店員さんは家族のみ
金魚について楽しく語る奥様と、熱くディープに語る園主さんがいます。

・マニアックな魚種
その品揃えはマニアックに過ぎるところがあり、一般受けはしないかもしれないかもしれません。
でも例えば状態の良い穂竜が欲しいと思ったときは、購入できるところでは北川辺さん以外ではなかなか見つからないのではないでしょうか。
他にも大阪らんちゅうや、津軽錦は当たり前、京錦、弘錦、関東アズマなど、メジャーではなくても美しい魚種が訪問するたびに入れ変わります。

マニアックで健康な魚を販売していただける分、所謂ホームセンターなどに比べるとお値段は高いかもしれませんが、金魚の寿命は6年、7年と生きることを考えれば、自分は納得できる良い魚を購入したいと思っています。
そんな金魚好きの方達にオススメします。