2013年6月15日土曜日

半永久駆動ファンで夏を冷やす

最近グッと暑くなってきました。
ベランダで飼育しているメダカ鉢の水温はすでに最高29度にもなっています。
去年の八月ごろには、36-37度まで上がってしまい、酸欠で全滅させてしまいました。
設置場所がベランダの角ということもあり、風通しが悪いため、水分が蒸発しにくく、気化熱で水温を落とすサイクルができていないようです。

風通しが悪いと、水面近くに湿度の高い空気が溜まり、更なる蒸発を抑えてしまうため、水温がどんどん上昇してしまいます。
これを防ぐには、単純に湿度の高い空気を風などで飛ばしてしまえば良いのです。
ただ、メダカ鉢を置いている近くにはコンセントがなく、電動ファンが設置できません。

そこで太陽光を利用した半永久ファンを作成しました。
このファンの特徴は、
・コンセント、乾電池が要らない
・夜になれば自動でOFF
・太陽が出てくると自動でON
・動作音は殆ど無し
というなかなか理想的なものです。

このファンを作る前、どうしたものかとしばらく考えていたのですが、ふと目にしたのが、以前、誰かにもらった災害対策用のバッテリーに付属していた太陽光発電パネルです。
直流で電気を発生しますから、モーターを回すこともできるはずです。
消費電力の低そうなPC用のファンを、600円位で買ってきました。
スペックをみると、
太陽光発電パネル=出力1.3W
PC用ファン=入力12V、0.09A
となっています。
子供の時に理科で習った、W=VAの公式を当てはめると、
PCファンを駆動するには12V × 0.09A = 1.08Wあれば良いと言うことになり、光が十分に当たれば駆動力としては足りそうです。

配線をカット
思い切ってカットして、被覆を剥きます。

配線をつなぐ
+とーを確認して配線を結びます。

絶縁被覆
電線を結んだら適当にビニールテープを巻き付けます。
このとき、結線の位置をずらしておくと、ショートしにくくなります。

動作確認
ベランダの光の当たるところにパネルを設置してみました。

動作としては大成功です。
十分な風量が出ていますが、PC用の超静音ファンなので回転音は殆どしません。
空が曇ると止まってしまいましたが、太陽が出ているときに気温が上昇しやすいので、これで十分だと思います。
むしろスイッチのオンオフを気にしなくても良いのはメリットだと思います。
見た目は余り良いとは言えませんが、逆サーモなども必要無いので、すっきりと配線できます。

メダカ鉢への取り付け
エーハイムの自動給餌機についていた、固定機を利用して、縁に噛みつかせました。

これで何とかこの夏を持ちこたえて欲しいものです。

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